初めてのデート
"あの人"の行きつけのお寿司屋さんのカウンター
(隣に座るだけでドキドキ・・・)
『「乾杯~」』
『何食べる?遠慮しないで何でも頼んで良いよ』
実は、、、お寿司屋さんのカウンターに座ってお寿司を食べた事のない私。。。
「たことイカ位しかお魚の名前知らないんです。。。お任せします」
緊張してる私の気持ちを和らげようとしてくれてるのが良くわかる
「お子さん、可愛いですね。おいくつなんですか?」
何を思ったか、私の口からいきなり飛び出した言葉。
最初は驚いたような顔してた"あの人"も急に目じりが下がって、、、
『上は3歳、下はもうすぐ1歳』
"あの人"の家族の事を話題にする事で、
自分の中の一種の後ろめたさをカムフラージュしてたのかも知れない。
・・・・私達は変な関係じゃないもん・・・・
(だれも変な関係なんて思ってなかっただろうけどね)
お寿司屋さんではほとんどそんな感じで、ちょっとよそよそしい感じの会話で時間が過ぎていった。
・・・・これからどうするんだろ?・・・・
・・・・今夜はもう帰った方がいいよね・・・・
・・・・アパートまで送ってくれるのかなぁ?・・・・
「あのぉ、そろそろ、、、、私、電車で帰りますから」
・・・・何言ってるんだろ!私ったら,,,,,,,心にもない事を・・・・
『もう帰るの?もう一軒行こうと思ったんだけど。。。。。』
『少しドライブして帰ろうよ!』
「明日も早いんで、、、じゃぁ~ちょっとだけ。。。」
いったいどこを走っていたのか全然わからない。
もともと方向音痴だし、東京の地理なんてまだわからない。
何分くらい走ったかなぁ~
・・・・やばい、トイレに行きたい!・・・・
会話の流れが、私のアパートの話題になった
・・・・良かった、早く帰ってトイレ行きたい!!!!・・・・
アパートの住所を伝えたけど、"あの人"には行った事のない地域だったみたいで
それに私自身が道を分かてないからなかなか知ってる地名や道が表れない
・・・・トイレ、トイレ,,,,,,,,,・・・・
『見覚えある?この辺』
「さぁ~」
・・・・それより、トイレ!!!!!!・・・・
『おかしいなぁ~。』
「うぅぅぅ!!!!!!」
・・・・やばい、もれそう!!!!!!・・・・・
『そろそろ近づいてるはずなんだけどなぁ~』
「..................」
『???どぉしたの?何か顔色変じゃない?気持ち悪い?車に酔った?』
心配そうに覗き込む彼。
「..............」
『車止めようか?』
「あ、あの、あの、、、ト、トイレに行きたくて」
『ハハハ~。何だそうだったのか。ちょっと待って、喫茶店か何か探すから』
走る事 数分!
・・・・もう駄目!口から出そう~!!!!!・・・・
本当に限界だった。
幸い、喫茶店が近くに現れ、間一髪!
・・・・あ~助かったぁ~~~・・・・・
走る事、十数分。
ようやく見覚えのある道に遭遇し、何とかアパートに到着!
「ありがとうございました」
『え?コーヒー位入れてくれないの?』
・・・・駄目!いきなり部屋に入れるわけにはいかない・・・・
「ごめんなさい。。。うちコーヒーないんですぅ」(これは本当)
『冷たいなぁ~。』
『でも、しょうがないな。今日は素直に帰るよ』
・・・・え?今日は?ってことはまた会えるのかなぁ・・・・
いきなり車から降りて、後ろトランクを開けるあの人
そして
薔薇の花束を私に差し出す彼
『今日はありがとう!また会って欲しいな・・・』
ビックリして何も答えられない私
そして、
"あの人"は私のホッペにChu♪
そのまま車に乗り込み 気がついたらもういなくなってた。
部屋に入り、ドキドキがおさまらない私は花束を抱えたままポツンと一人、部屋の中で正座をしていた。。。



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